気になるワイン その462015年3月10日(火)

 

 
 

 真実のキアンティ・クラッシコに出会いました。♫

 
 
 

 とりあえず、簡単な説明を。
 

<赤>
 2010 キアンティ・クラッシコ・アルジェニーナ(ポデーレ・イル・パラツィーノ)
 2010 Chianti Classico Argenina Podere Il Palazzino
 生産地:イタリア,トスカーナ州キアンティ・クラッシコDOCG
 生産者:イル・パラツィーノ
 品 種:サンジョヴェーゼ95%,カナイオーロ&マルヴァシア・ネラ&コロリーノ5%
 

 「キアンティ」のスペシャリスト,イル・パラツィーノ。
 この傑出したワイナリーで造られるワインは,深いルビー色を持ち,エレガンスがあります。
 この「アルジェニーナ」は「ボルドー」というより「ブルゴーニュ」それもヴォルネ村のような繊細なスタイルを持つ「キアンティ・クラッシコ」です。
 
 

 と、まこんな感じの赤です。

 
 
 

 1998年に初めてイル・パラツイーノのキアンティ・クラッシコを飲みました。
 その美しいサンジョヴェーゼの輝きと繊細なニュアンスにすぐさま虜になりました。
 それまで私の飲んでいたキアンティは一体なんだったのだろう!?と不思議な気持ちになったことを今でも思い出します。
 

 それ以来、私の超お気に入りのキアンティだったのでした。
 
 

 それから数年後確か1996年ヴィンテージからだったと記憶していますが、醸造責任者が変わって、アメリカ人好みの肉厚で甘みのあるモダンなスタイルへとガラリと変わってしまったのです。(泣)
 

 まっ、それでも美味しいことには違いはなかったのですが…。
 
 

 それからさらに数年後、2007年の3月10日にイル・パラツイーノのオーナー夫人が来日され、イル・パラツィーノの試飲会が大阪で開催されました。その際マダムは私に今のワインのスタイルはどう思うかと尋ねられました。私は以前のスタイルが好きだと即答しました。その時のマダムの苦りきった表情を今でもはっきりと覚えています。
 
 

 それから8年。
 私は今、このキアンティ・クラッシコ・アルジェニーナを飲んで、感涙にむせび泣いております。
 

 そうです。あの1998年当時のスタイルにもっどてきたのです!!!
 
 

 あの良質なブルゴーニュのようなスタイル!
 ロバート・パーカーをしてまるで「ヴォルネ」と言わしめた、あの真に繊細なスタイルに帰ってきたのです。(泣)
 

 これを感動と言わずしてなんというのでしょうか!

 
 
 

 みなさまも、ぜひ。
 
 

 さて、気になるお値段は,…。

 
 

 2,980円(税込)です。

 
 

 ではでは。