どうしようなく重たい映画です。
イーストウッド監督の戦争映画といえば、1986年の『ハートブレイク・リッジ 勝利の戦場』や2006年の『父親たちの星条旗』、『硫黄島からの手紙』などがあります。
これまでの作品と本作との決定的な違いは、今までは戦場のシーンに「子供」がでてこなかったというこです。
つまり今までは「大人どうしの壮大なケンカ」という感じだったのが、「女性や子供をまきこんだ残酷な殺し合い」というものに変わってしまったのです。
それがより本当の戦争らしいといえるのかもしれませんが、あまりにも気持ちがどんよりしてしまいました。
それに比べて前作の『ジャージー・ボーイズ』は、歌あり、笑いあり、悲しみありと映画的な要素がすべてそろった素敵な映画になっていました。♫