「ボージョレ・ヌーヴォー」の新星に出会いました♫
もちろんフランス・ブルゴーニュ地方ボージョレ地区からの1本です!
とりあえず、簡単な説明を。
<赤>
2017 ボージョレ・ヌーヴォー・マサイ(ダヴィッド・ラルジュ)
2017 Beaujolais NOUVEAU “Massai” domaine David Large
生産地:フランス,ボージョレ・ヌーヴォーAOC
生産者:ダヴィッド・ラルジュ
品 種:ガメイ100%
マサイとは「戦士の魂」という意味。
ビオロジックに認定された2haを所有する1840年より続く家族経営のドメーヌ。現当主、ダヴィッドは若干31歳。ヴィニュロンとしての独自の哲学のもと、自身の感性を生かしたワイン造りをしています。酸化防止剤不使用(醸造時)。
この2017ヴィンテージがヌーヴォーとしては初リリースです。
と、まあこんな感じです。
この季節、ほんの十数年前までは「ボージョレ・ヌーヴォーの解禁」でワイン業界はてんてこ舞いになっておりました。今は昔の出来事です。ここ数年はというと、ちょっぴり地味ながら、着実にボージョレ・ヌーヴォーを楽しむ人が増えているような気がします。そんな2017年、ボージョレ・ヌーヴォーの素晴らしい造り手を発見しました。
さっそく抜栓してみましょう。
色は、ほんのり紫がかった赤。チェリー、カシスなどのアロマ。しばらくするとガメイ種の特徴であるストロベリージャムの香りがして、ちょっぴりリコリスの雰囲気も感じます。口に含むと、しっかりした酸を感じ、続いて豊かな果実味が口の中いっぱいに広がります。そして余韻にはアメリカンチェリーの風味が長く残ります。
なんて美味しいボージョレ・ヌーヴォーなんでしょう!
ボージョレ・ヌーヴォーは高額な航空便で配送されるため、船便に比べはるかに運賃がかかり、「中身のワインより運賃の方が高い」と揶揄する人も多いです。ですが、品質的にもこのボージョレは、新酒ではない通常の自然派ボージョレと比較して堂々と渡り合えるレヴェルで、かつ一流の自然派生産者のワインであれば、「ACボージョレ」といえども3,000円前後するものも多く、価格的にも十分に満足できるものだと思います。
みなさまも、ぜひ。
モンドールをつつきながら、このダヴィッド・ラルジュのボージョレ・ヌーヴォーで、“Happy Beaujolais !”。
さて,気になるお値段は…。
3,800円(税別)です。
ではでは。