気になるワイン その592016年5月25日(水)

 
La-Porta-di-Vertine
 
 

 めちゃくちゃ透明感のあるキアンティ・クラッシコを見つけました♫
 
 

 という書き出しでラ・ポルタ・ディ・ヴェルティーネの2009年産キアンティ・クラッシコ・リセルヴァをご紹介させていただいたのは、2013年の6月でした。
 

 あれから3年の月日が流れ…。
 原則として、同じワインを取上げないことにしておりましたが、事情が変わりました。
 実は、ラ・ポルタ・ディ・ヴェルティーネは経営破綻し、もう二度と新ヴィンテージを味わうことができなくなってしまいました。(泣)
 
 
 

 とりあえず,簡単な説明を。
 
 

<赤>
 2011 キアンティ・クラッシコ・リセルヴァ(ラ・ポルタ・ディ・ヴェルティーネ)
 2011 Chianti Classico Riserva La Porta di Vertine
 生産地:イタリア,トスカーナ州キアンティ・クラッシコ・リセルヴァDOCG
 生産者:ラ・ポルタ・ディ・ヴェルティーネ
 品 種:サンジョヴェーゼ100%
 

 キアンティ・クラッシコのガイオーレ地区で標高の高いブドウ畑から優美なワインを産み出します。
 栽培はもちろん有機栽培を実践し,醸造においては可能な限り人的介入を行いません。
 このリセルヴァは,大樽による18ヶ月の熟成後12ヶ月の瓶内熟成を経て出荷されます。
 

 目の覚めるような伸びやかさを持つ傑出したトスカーナの赤です。
 
 

 と,まあこんな感じです。

 
 
 

 2006年創業で、最初の2年間は「サンジョヴェーゼの神様」ジューリオ・ガンベッリ(1925年~2012年)の指導を受け、トスカーナで最良の(ということは世界最高の)サンジョヴェーゼを造るべく邁進してきた生産者でした。残念でなりません。
 
 

 かつて(10数年前?)私はトスカーナというワイン産地はボルドーに似ていると思っておりましたが、最近ではブルゴーニュに近いかもと思い始めております。この手造り感いっぱいのラ・ポルタ・ディ・ヴェルティーネのサンジョヴェーゼは、まさにその代表格と言えます。たとえるなら「トスカーナのジュヴレ・シャンベルタン」といったところでしょうか。
 こんなに素晴らしいキアンティ・クラッシコなのに返す返すも残念でなりません!
 
 

 ジューリオ・ガンベッリ最晩年の薫陶を受けた、ラ・ポルタ・ディ・ヴェルティーネの醸造責任者ジャコモ・マストレッタは、1970年生まれの46歳。まだまだ若いです。
 

 彼がどこかのカンティーナ(醸造所)で、また新たなサンジョヴェーゼを造ってくれることを祈念して、この2011年のリセルヴァで乾杯!

 
 

 みなさまも,ぜひ。

 
 

 さて,気になるお値段は…。
 
 

 6,000円(税別)です。
 
 

 詳しくは、コチラ
 
 

 ではでは。