めちゃくちゃ透明感のあるキアンティ・クラッシコを見つけました♫
という書き出しでラ・ポルタ・ディ・ヴェルティーネの2009年産キアンティ・クラッシコ・リセルヴァをご紹介させていただいたのは、2013年の6月でした。
あれから3年の月日が流れ…。
原則として、同じワインを取上げないことにしておりましたが、事情が変わりました。
実は、ラ・ポルタ・ディ・ヴェルティーネは経営破綻し、もう二度と新ヴィンテージを味わうことができなくなってしまいました。(泣)
とりあえず,簡単な説明を。
<赤>
2011 キアンティ・クラッシコ・リセルヴァ(ラ・ポルタ・ディ・ヴェルティーネ)
2011 Chianti Classico Riserva La Porta di Vertine
生産地:イタリア,トスカーナ州キアンティ・クラッシコ・リセルヴァDOCG
生産者:ラ・ポルタ・ディ・ヴェルティーネ
品 種:サンジョヴェーゼ100%
キアンティ・クラッシコのガイオーレ地区で標高の高いブドウ畑から優美なワインを産み出します。
栽培はもちろん有機栽培を実践し,醸造においては可能な限り人的介入を行いません。
このリセルヴァは,大樽による18ヶ月の熟成後12ヶ月の瓶内熟成を経て出荷されます。
目の覚めるような伸びやかさを持つ傑出したトスカーナの赤です。
と,まあこんな感じです。
2006年創業で、最初の2年間は「サンジョヴェーゼの神様」ジューリオ・ガンベッリ(1925年~2012年)の指導を受け、トスカーナで最良の(ということは世界最高の)サンジョヴェーゼを造るべく邁進してきた生産者でした。残念でなりません。
かつて(10数年前?)私はトスカーナというワイン産地はボルドーに似ていると思っておりましたが、最近ではブルゴーニュに近いかもと思い始めております。この手造り感いっぱいのラ・ポルタ・ディ・ヴェルティーネのサンジョヴェーゼは、まさにその代表格と言えます。たとえるなら「トスカーナのジュヴレ・シャンベルタン」といったところでしょうか。
こんなに素晴らしいキアンティ・クラッシコなのに返す返すも残念でなりません!
ジューリオ・ガンベッリ最晩年の薫陶を受けた、ラ・ポルタ・ディ・ヴェルティーネの醸造責任者ジャコモ・マストレッタは、1970年生まれの46歳。まだまだ若いです。
彼がどこかのカンティーナ(醸造所)で、また新たなサンジョヴェーゼを造ってくれることを祈念して、この2011年のリセルヴァで乾杯!
みなさまも,ぜひ。
さて,気になるお値段は…。
6,000円(税別)です。
詳しくは、コチラ。
ではでは。