気になるワイン その572016年3月17日(木)

 
Sansonniere-Le-Petit-Rouge
 
 

 ロワールの聡明でかわいらしい赤ワインに出会いました♫

 
 

 とりあえず、簡単な説明を。
 

<赤>
 2014 ル・プティ・ルージュ(サンソニエール)
2014 Le P’tit Rouge domaine La Ferme de la Sansonniere
 生産地:フランス,ロワール川流域ヴァン・ド・フランス
 生産者:サンソニエール(マルク・アンジェリ)
 品 種:カベルネ・ソーヴィニョン50%,グロロー・ノワール50%
 

 1990年がファースト・ヴィンテージの気鋭の自然派ドメーヌ。
 ブドウ畑はもちろんビオディナミで栽培し,醸造時には二酸化硫
黄を使用せず,天然酵母で醗酵させ,補糖もしません。
 2014年産よりこの「かわいい赤ワイン」は劇的に進化しました。
 ソフトな口当たり,まろやかな酸,しっかりとした味わい,…。
 「ロワール最良の赤のひとつ」と言っても過言ではありません。
 

 と、まあこんな感じの赤です。
 
 
 

 サンソニエールと聞けば、何といっても『ラ・リュンヌ』を始めとするシュナン・ブラン種の傑作白ワイン群がまず思い浮かびます。実はこれらのシュナン・ブランも近年劇的に進化しているのですが、それはまた別の機会でご紹介したいと思います。それらに比べて、サンソニエール作の赤の方はイマイチ感がぬぐえませんでした。ところが、この2014年産はどうでしょう! ちょっと(いやいや、かなり)ビックリです! どうやら2014年産から全く新しい醸造技法を試したようなのです(もちろん大がかりな醸造設備を導入したわけではありません)。
 
 

 抜栓してみると…。
 まず自然派独特の古漬けのような香りが立ち上り(醸造時に酸化防止剤を添加していないため)、次にストロベリーやバラの花のようなアロマを感じます。一口含むと最初はサラッとしていますが、まだ若いため、時間がたつにつれ、様々な風味がでてきます。ですが、自然派ワインにありがちな極端なニュアンスはなく、あくまでもやさしい味わいです。

 
 

 ロワール産の赤といえば、バリバリ自然派のクロード・クルトワや、同じく自然派のティエリー・ピュズラのものが有名ですが(もちろん美味しいです)、このサンソニエールの『プティ・ルージュ』はこの仲間に入れそうな勢いを感じます。
 そして、この聡明でかわいらしい赤は、ロワール産赤ワインの素晴らしさを再認識させてくれることになるでしょう。

 
 

 みなさまも、ぜひ。
 
 

 さて、気になるお値段は,…。

 
 

 2,600円(税別)です。

 
 

 詳しくは、コチラまで。

 
 

 ではでは。