気になるワイン その532015年10月20日(火)

 

2015/10/20 12:56

2015/10/20 12:56


 
 

 クールな情熱を持ったニュージーランドのピノ・ノワールに出会いました。♫

 
 
 

 とりあえず、簡単な説明を。
 

<赤>
 2013 ピノ・ノワール(サトウ)
 2013 Pinot Noir SATO WINES
 生産地:ニュージーランド,南島セントラル・オタゴ
 生産者:サトウ・ワインズ 佐藤嘉晃&恭子(さとう よしあき・きょうこ)夫妻
 品 種:ピノ・ノワール100%

 佐藤ご夫妻がセントラル・オタゴで造るピノ・ノワール。
 2009年がファースト・ヴィンテージ。2013年は生産量4986本。
 栽培は化学肥料は使用せず,醸造はもちろん野生酵母で醗酵させ,
 人的介入を最小限に抑えています。
 フレンチオークで18ヶ月間熟成。
 ラズベリーのアロマが華やかで,リッチな果実味を実感できます。
 
 

 と、まあこんな感じの赤です。
 
 
 

 現在NZで大活躍中の佐藤さんをまだご存じない方のために、少し詳しくご紹介。
 

 佐藤さんは関西出身の44歳。大学卒業後、銀行に就職。ロンドン駐在時代にワインにめざめてしまい、会社員を辞し、ニュージーランド南島クライストチャーチ郊外のリンカーン大学ワイン醸造科に入学。2007年卒業後。セントラル・オタゴ屈指のワイナリー、フェルトンロードに勤務するかたわら、ブルゴーニュのドメーヌ・ビゾーやアルザスのピエール・フリックのもとで研鑽をつみ、奥様の恭子さんと一緒に2009年サトウ・ワインズを設立します。
 ピノ・ノワールのファーストヴィンテージ(2009年産です)日本デビューの2011年6月に(そして2012年10月にも)佐藤さんの来日に合わせて、講師としてお迎えして私のワインショップでテイスティング・セミナーを開催させていただきました。
 

 そんな佐藤さんのワイン造りの基本は、バリバリの「自然派」。
 フェルトンロードもNZで最も有名な自然派のひとつですし、フランス修行時のビゾーやフリックもまた当然のごとく世界的に有名な自然派生産者なのです。
 化学薬品を使用しない自然なブドウ栽培はもちろんのこと、醸造時の酸化防止剤の添加もしません! 瓶詰時にほんの少量添加するだけです。
 
 

 ファーストリリースの2009年から2013年まで5ヴィンテージの佐藤さんのピノ・ノワールを飲み続けてきて、年々品質が向上してきていることを私は実感しています。濃厚な果実味に負けないしっかりとした酸を感じるのです。
 さらにヒュー・ジョンソン&ジャンシス・ロビンソン『世界のワイン図鑑第7版』でもセントラル・オタゴを代表するワインとして、佐藤さんの「ピノ・ノワール・ランソリット」(このピノ・ノワールのスペシャル・キュヴェ)が掲載されておりました。
 

 私は、かつて(10年以上前です)カリフォルニアのゲアリー・ファレルのピノ・ノワールを飲んで、「クールな情熱」という形容をしました。今まさにその言葉を佐藤さんのこのピノ・ノワールに献上したいと思います。
 
 

 どう考えても世界一級のピノ・ノワール。
 
 

 みなさまも、ぜひ。
 
 

 さて、気になるお値段は,…。
 
 

 7,500円(税別)です。

 
 

 こちらで購入できます。
 
 

 ではでは。