
ちょっと遅くなりました。
明けましておめでとうございます。
今年こそ,まめに(=毎月)更新したいです。(笑)
傑出したギリシャの自然派赤ワインに出会いました。♫
とりあえず,簡単な説明を。
<赤>
2016 ナウサ・ジューヌ・ヴィーニュ・ド・クシノマヴロ(ティミオプロス)
2016 Naoussa Jeunes Vignes de Xinomavro domaine Thymiopoulos
生産地:ギリシャ,ギリシャ北部マケドニア地方ナウサAOP
生産者:ドメーヌ・ティミオプロス
品 種:クシノマヴロ100%
ナウサはバルカン半島マケドニア地方の優良生産地。
品種名のクシノマヴロとは「酸っぱい黒」という意味で,北部の涼しい気候に適しており,最上級のものは数十年の熟成に耐えうる。いわばギリシャのネッビオーロか?
プラムやイチジクの上品なアロマ,適度なタンニン,絹のようなテクスチャー。ギリシャの心地よい赤です。
と,まあこんな感じの赤です。
「クシノマヴロ」というギリシャの土着品種の名称は,根っからの関西人の私にはどうしても「マグロの串刺し」に聞こえてしまいます。(笑)
それはさておき,抜栓してみましょう。少し枯れた感じのあずき色。ドライフィグ(干したイチジク)や完熟したプラムのような大人しい香り。一口含むと,派手さはありませんが,しっとりと落ち着いて優しい印象です。ついつい杯を重ねてしまう飲み飽きしない赤です。
このギリシャの印象的なエチケットの赤ワインはバリバリの自然派です。酸化防止剤を使用せず醗酵を行っています(瓶詰め時には少量添加します)。一般的に酸化防止剤不使用で醸造した場合は,特有の青草のような風味が感じられるものです。そしてこの独特の風味を私はあまり好みません。しかし,このワインにはそれが微塵も感じられないのです。なんて素晴らしいワインなのでしょう!
私見ですが,酸化防止剤不使用で醸造したワインがこの青草の風味を出さないのは,厳しく収量制限されたブドウ果実から造られた場合にのみそうなるような気がしています。
一般的に言って,コストパフォーマンスの高いワインの多いギリシャですが,その中でも出色の出来です。
みなさまも、ぜひ。
さて、気になるお値段は,…。
驚異の2,300円(税別)です。
ご注文は「こちら」から。
ではでは。