
ピエモンテの気品あるバルベーラに出会いました♫
高品質なバルベーラは世界的に人気です。ゆえに価格も確実に上昇傾向にあります。
そんな中でこのバルベーラは、…!
とりあえず、簡単な説明を。
<赤>
NV(2012)ロッソ・ラシーヌ(トリンケロ)
NV(2012)Rosso Racines Azienda Agricola Trinchero
生産地:イタリア,ピエモンテ州VdT(本来ならばバルベーラ・ダスティDOCG)
生産者:トリンケロ社
品 種:バルベーラ100%
1952年よりバルベーラ・ダスティを造っている優良な生産者です。
若い樹齢のワインはすべて桶売りにしてしまい,「トリンケロ」
のブランドで出荷するワインにはたいへんなプライドを賭け,平均
樹齢20年以上のぶどうのみで造られています。
フレッシュな酸と凝縮度の高いエキス分を持ち,素直な美味しさ
を実感できる1本です。
醸造時酸化防止剤不使用の株式会社ラシーヌ専用キュヴェ!
と,まあこんな感じです。
バローロの原料ブドウであるネッビオーロの赤は、そのブルゴーニュ的な気難しさゆえに好き嫌いがでるワインです。その点バルベーラの赤は、万人受けする果実味の親しみやすさがあります。
抜栓してみると…。
色は濃い赤紫。カシス、チェリーなどのアロマ。一口含むと、落ち着いた感覚があり、濃厚な果実味と気高い酸味とのバランスが素晴らしいです。余韻も長く、飽きのこない味わいです。もちろんグリルした鶏や豚との相性はバツグンで、いくらでも杯がすすみます。
このワインは、ワイン輸入商社の株式会社ラシーヌ専用キュヴェで、特別に3年間のタンク熟成の後に瓶詰め、出荷されます。十分な熟成の後出荷されるため、リリース直後から上品な味わいが楽しめます。ただ無いものねだりですが、今までのヴィンテージでは上品すぎて何か物足りなさを感じておりました。ご存知の通り2012年はピエモンテの最優良年で、その分よりスケール感のあるワインになっています。ある意味傑出したワインと言っても過言ではないと思います。
なお、このワインのワイン法上の規格はヴィーノ・ダ・ターボラ(テーブルワイン)という最下級のものですが、本来は「バルベーラ・ダスティDOCG」としてリリースされるべきものです。日本酒でもかつて(1980年代)「無鑑査酒」といって、純米吟醸酒などを意図的に等級の審査を省いて2級酒の規格で販売し酒税を節約し、結果、小売価格を安く抑えてていたものがありました。このワインも同様にあえてヴィーノ・ダ・ターボラの規格で販売することにより、価格を抑えているのです。そのためヴィンテージ表記ができないので(ワイン法上ヴィンテージの表示が認められていない)、エチケットの左下すみに”L12″という記号で代用しています。

このワインもまた驚くべきコストパフォーマンスを持っています!
みなさまも,ぜひ。
さて,気になるお値段は…。
2,700円(税別)です。
ご用命は→コチラ。
ではでは。