
ようやく,本当に美味しい「リオハの赤」に出会いました。
とりあえず,簡単な説明を。
<赤>
2007 レセルヴァ(コンティーノ)
2007 Reserva Vinedos del Contino
生産地:スペイン,ラ・リオハ州DOCaリオハ
生産者:ヴィニェーデス・デル・コンティーノ
品 種:テンプラニーリョ85%,グラシアーノ10%,マスエロ&ガルナチャ5%
1973年にリオハ・アラベサ地区に設立。リオハで初めてボルドー
のシャトーと同様に自社畑のみから生産。
アメリカ産(40%)とフランス産(60%)オークの小樽で24ヶ月熟成後,
瓶熟成12ヶ月。
口当りはまろやか,味わいは濃厚,シルキーなフィニッシュ。
傑出したリオハの赤です。
と,まあこんな感じです。
正直,今まで私の持っていたリオハの印象はあまり良いものではありませんでした。
どうもワインの状態が良くないのです。
ですので,どうも美味しく感じられませんでした。
具体的には,
①現地のボデガ(ワイナリー)のセラーの保管が良くないのか。
②ボデガから輸出される港までの輸送状態が良くないのか。
③港の倉庫の保管が良くないのか。
④日本へ輸送する船内の保管が良くないのか。
どちらにせよ,フランスワイン育ちの私には日本国内で美味しいリオハになかなか出会えないでいました。
ところが,このコンティーノには本当に驚かされました。
とにかくワインの状態が良いのです♪
そして美味しいのです!!
コンティーノというボデガは,リオハで初めて自社畑のみから果実を収穫し,醸造するという「画期的な」ことを成しえたのです。現在でも他のボデガでは,自社畑以外からのブドウの調達は当然のことなのです。
ボルドーの影響を受けて近代的なワイン生産が始まった19世紀末からの歴史の上でも画期的なことなのです。
みなさまも,ぜひ。
気になるお値段は,…。
5,500円(税別)です。
ではでは。