美酒礼賛 第24回2019年3月24日(日)

 
Jose-Michel_Pinot-Meunier
 
 

今回は泡物の王道,シャンパーニュです。
 
 

 NV ピノ・ムニエ・ブリュット(ジョゼ・ミシェル)
 生産地:フランス,シャンパーニュAOC
 生産者:ジョゼ・ミシェル
 品 種:ピノ・ムニエ100%
 

 まずは生産者のジョゼ・ミシェルの説明から。
 エペルネから4km南下したヴァレ・ド・ラ・マルヌ地区内の「ムッスィ」に1847年からブドウ畑を所有しているレコルタン・マニピュラン(自社畑のブドウのみでシャンパーニュを造る生産者)のメゾン。70代半ばになるジョゼ・ミシェルは熟成型の優雅なピノ・ムニエをベースにしたシャンパーニュを造り続けています。現在は息子のブルーノ(1980年よりワイン造りに携わる)がサポートしています。
 

 抜栓して間もなくはグレープフルーツのような爽やかな柑橘系のアロマが印象的です。時間が経つにつれ,ライチやドリアンなどの南方系フルーツの香りを感じ,最後にはキャンディーのような甘い香りに変わります。一口飲むと口当たりはやさしく,ピノ・ムニエのボリュームのある果実味と心地よい甘みが口中に広がります。フィニッシュは程よい酸味で引き締められています。
 

 ピノ・ムニエ主体のシャンパーニュはとかく野暮ったいニュアンスになりやすいのですが,このジョゼ・ミシェルのものは別格でそのような風味は微塵も感じられません。驚嘆すべきピノ・ムニエです。
 

 最近の5,000~8,000円の価格帯のノンヴィンテージのシャンパーニュは,シャンパーニュの世界的な需要にこたえるためかブドウの1ヘクタール当たりの収量が多くなりすぎ,素直に美味しいと思えるものが少なくなってきているような気がします。そんな中でもこのジョゼ・ミシェルのピノ・ムニエの濃厚なおいしさは出色のデキです。ヴィンテージ・シャンパーニュのように高価でかつセラーリングが必要なものではなく,開けてすぐに美味しいところもうれしいです。
 
 

 みなさまも,ぜひ!
 
 

 参考価格:5,600円(税別)

 

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