店長のワイン愛

『世界一美しいボルドーの秘密』を観ました。2014年10月31日(金)

 

 
 

 どうも。リブゴーシュです。
 
 

 ワイン業界で話題(?)の映画『世界一美しいボルドーの秘密』を観ました。
 

 残念ながら観終って、ハッピーになるという映画ではありません。
 

 邦題から察すると、ボルドーの秘密がついに解き明かされるのか、という期待でワクワクなんですが、例によって「テロワール」が素晴らしいんだの一点張りです。
 

 原題は『Red Obsession』。直訳すると『赤い誘惑』ってところでしょうか。
 

 こちらの方がより映画の内容に即しています。
 

 「いかに中国の富裕層がボルドーの1級シャトーにはまったか」という物語です。

 
 

 これなら2004年の『モンドヴィーノ』の方が「ワインの真実」をより語ってくれていると思いますし、BBCあたりのTVドキュメンタリーで十分のような気がします。

 

 ちょっと残念な映画でした。

気になるワイン その412014年10月16日(木)

 

 
 

 素敵な北イタリアの赤を見つけました。

 
 
 とりあえず、簡単な説明を。
 
<赤>
 2010 トレンティーノ・レーボ(ペドロッティ)
 2010 Trentino Rebo Azienda Agricola Gino Pedrotti
 生産地:イタリア,IGTヴィニェーティ・デッレ・ドロモティ
 生産者:ジーノ・ペドロッティ
 品 種:レーボ100%
 

 北イタリアのトレンティーノで100年以上の歴史を誇る生産者。
 近年栽培をビオディナミに転換し,ブドウ畑の健全化に取り組ん
でいます。
 レーボとは,国際品種のメルローと土着品種のテロルデゴという
最高の取り合わせの交配種。
 華やかなベリー系のアロマ,ソフトな口当たり,充実した果実味。
 素晴らしい北イタリアの赤です。
 
 

 と、まあこんな感じの赤です。
 
 
 

 オーストリアの南に位置するトレンティーノの赤は、どちらかというと線の細い印象がありますが、このワインは違います。ふっくらとした果実味がたいへん心地よいのです。
 これが「レーボ」という品種の特徴なのかどうかはよくわかりませんが(何せこの品種のワインを飲むのが初めてなもので…)、ストレートな果実の旨味を実感します。そして余韻もなかなかGOODです。
 

 こんな素晴らしいワインが、トスカーナやピエモンテではないところで造られている事実に驚かずにはおれません。
 
 
 あらためてイタリアワインの多様性を実感させられます。
 
 
 

 さて、気になるお値段ですが…。
 
 
 3,500円(税込)です。
 
 

 ではでは。

気になるワイン その402014年9月15日(月)

 

 
 
 
 

うまいサンテミリオンを見つけました。
 
 
 
 
 とりあえず,簡単な説明を。
 

 <赤>
 2008 シャトー・ラ・ドミニク
 2008 Chateau La Dominique
 生産地:フランス,ボルドー地方グラン・クリュ・クラッセ,サンテミリオンAOC
 所有者:クレマン・ファヤ
 品 種:メルロー80%,カベルネ・フラン15%,カベルネ・ソーヴィニョン5%(栽培面積比率)
 

 シュヴァル・ブランの近隣に位置し,明快で親しみのあるワイン
を造り続けているシャトー。
 醸造コンサルタントはミシェル・ロラン。
 その濃厚でしなやかなスタイルは,若くして飲め10年以上の熟成
も期待できる素晴らしい1本です。
 メルローの旨味あふれる美味しいサンテミリオン。
 
 

 と,まあこんな感じです。
 
 
 

 ボルドーの中でもサンテミリオン地区のワインは,ジロンド川左岸のメドック地区とは異なり,メルローが主体のブレンドで,若いうちから楽しめ,その肉厚なボディで人気の産地です。
 

 恐らく,普通の日本人が思い描く美味しい赤ワインの典型がこのサンテミリオンのワインなのではないでしょうか。
 
 

 さて,どちらかというと地味な印象のラ・ドミニクですが,なかなかどうしてイケてるワインです。ふっくらとしたきれいな果実味が,その毛並みの良さを物語っています。さしずめ,ポッチャリ系の貴婦人といったところでしょうか。

 
 

 私は「フランスワインは気難しいパリジェンヌ」というフレーズを使うことがあるのですが,このラ・ドミニクに関しては当てはまりません。「素直なおいしさ」を実感してもらえるのではないでしょか。

 
 
 

 さて,気になるお値段ですが…。
 
 

 6,480円(税込)です。
 
 

 ではでは。

気になるワイン その392014年8月8日(金)

 

 
 
 

素敵なキアンティを見つけました♫
 
 

 とりあえず,簡単な説明を。

 

<赤>
 2006 キアンティ・クラッシコ(カーザフラッシ)
 2006 Chianti Classico Casafrassi
 生産地:イタリア,トスカーナ州キアンティ・クラッシコDOCG
 生産者:カーザフラッシ
 品 種:サンジョヴェーゼ主体
 
 カーザフラッシのキアンティは,トスカーナの牧歌的な美味しさを感じます。
 おおらかで豊かで素直な赤。飲み手をやさしい気持ちにさせる癒し系(?)ワイン。
 かけがえのない個性を持ったキアンティです。
 
 

 と,まあこんな感じです。

 
 
 

 数あるキアンティ・クラッシコの中でもこのカーザフラッシの最大の美点は「ワインのリリースされるタイミングが遅い!」ということです。
 

 今,現在ワインショップの店頭に並んでいる一般的なキアンティのヴィンテージは2010年か2011年(2012年も?)だと思われます。ですが,カーザフラッシは今2006年が販売されているのです!
 

 つまり他のワイナリーより5年以上も余分に自家セラーで保管して本当の飲み頃になってからリリースされているのです。
 

 これってすごくないですか。
 なぜなら,他社より5年間分も余分に在庫をかかえて,お金にならないわけですから。
 
 

 もちろん,味わいは2006年というトスカーナの当り年が飲み頃になって出てきているわけですから,美味しくないわけがありません!
 

 ソフトな口当たり,まろやかなタンニン,ふっくらした果実味。どれをとっても素晴らしいです。

 
 
 

 さて,気になるお値段ですが…。
 
 

 2,800円(税込)です。←安い!

 
 

 ではでは。

7月20日『思い出のマーニー』を観ました。2014年7月20日(日)

 

 
 

 ジブリの新作『思い出のマーニー』を観ました。
 
 

 『マーニー』という名を聞いてまず思い出したのが,1964年のヒッチコック作品『マーニー』でした。←そのまんまです。
 

 前年の『鳥』でヒロインに抜擢されたブロンドのティッピ・ヘドレンが同じく主演しておりまして,冒頭のシーンでは黒髪で登場したのには驚かされました。相手役のショーン・コネリーが若いです。

 
 
 

 それはさておき,本題の『思い出のマーニー』です。米林宏昌監督の2回目の作品です。
 
 

 昨年の『風立ちぬ』や『かぐや姫の物語』といった超重量級の作品群(ワインでいえばボルドーの5大シャトーかヴォーヌ・ロマネの特級畑か)と異なり,病気療養のため田舎の親戚に預けられた少女のひと夏の物語です。

 

 この作品の評価は恐らく厳しいものがあると思いますが,私は意外に好きかも。
 

 特にボートで湿っ地屋敷と船着き場を行ったり来たりするシーンが大好きです。
 

 ありていに言えば,彼岸と此岸を行ったり来たりするのですね。
 
 

 1970年代から80年代前半にかけての『東芝日曜劇場』全盛期をほうふつとさせる小品でした。
 

気になるワイン その382014年7月3日(木)

 

 
 
 

 納得のマルゴーを見つけました。
 
 

 とりあえず,簡単な説明を。
 

<赤>
 2009 シャトー・デュ・テルトル
 2009 Chateau du Tertre
 生産地:フランス,ボルドー,メドック地区マルゴーAOC
 所有者:アルバータ・エルゲルスマ
 品 種:カベルネ・ソーヴィニョン40%,メルロー35%,
    カベルネ・フラン20%,プティ・ヴェルド5%(栽培面積比率)
 

 デュ・テルトルは1997年に現所有者に代わり,多大な投資を
行い品質が劇的に向上中のメドック5級格付けのシャトー。
 マルゴー地区の気品を感じさせるしなやかで旨味の強い1本。
 若いうちから楽しめ,10年以上は飲み頃が続くでしょう。
 
 

 と,まあこんな感じです。

 
 

 1990年代前半までのデュ・テルトルをご存知なら,そのあまりの豹変ぶりに驚かれるのではないでしょうか。
 

 あっさりとして飲みやすく,ある意味印象のうすかったこのシャトーが,今では肉付きの良い堂々としたワインに変貌しているのですから。
 
 

 それもそのはず,シャトー・ラトゥールで経験を積んだ現醸造責任者が最新の醸造設備を導入し,ワインの凝縮感が劇的に向上したのです。
 

 たぶん自動選果装置(従来は手作業で行われていた腐敗果や未熟果を取り除き,健全な果実のみを選別する機械)が威力を発揮したのではないでしょうか。
 
 
 

 さて,気になるお値段ですが…。
 
 
 7,560円(税込)です。

 
 
 ではでは。

気になるワイン その372014年6月10日(火)

 

 
 

 素晴らしいジンファンデルを見つけました!
 
 

 とりあえず,簡単な説明を。
 

<赤>
 2011 ウエストサイド・ジンファンデル(ピーチー・キャニオン)
 2011 Westside Zinfandel Peachy Canyon Winery
 生産地:アメリカ,カリフォルニア州パソ・ロブレスAVA
 生産者:ピーチー・キャニオン・ワイナリー
 品 種:ジンファンデル100%
 
 1988年設立の家族経営のワイナリー。
 良質なブドウを育てるために,環境保全型農法を実践しています。
 パソ・ロブレスの温暖な気候から良質なジンファンデルが生み出
されます。
 果実味の豊かさもさることながら,ソフトな口当たりとなめらか
なテクスチュアが,その出自の確かさを証明しています。
 傑出したカリフォルニアのジンファンデルです。
 
 

 と,まあこんな感じです。
 
 
 

 カリフォルニアのジンファンデルといえば,「3R(リッジ,ローゼンブルム,レーヴェンズウッド)」がその代表選手です。
 

 ですがこの20年でそれら評判のジンファンデルの価格は倍以上になってしまいました。(泣)
 

 そんな中でもジンファンデル好きの私はお手頃で美味しいものをいろいろと物色していたのですが,やっと見つかりました。
 
 

 このピーチー・キャニオンのウエストサイドは,ていねいに育てられたブドウ樹から収量を制限してあまり手を加えずに醸造しているのが,手に取るようにわかる飲んでいてうれしくなる1本です。
 
 
 

 さて,気になるお値段ですが…。
 
 
 4,100円(税込)です。

 
 

 ではでは。

気になるワイン その362014年5月5日(月)

 

 
 

とてつもなく美味しいオーストリア産のメルローに出会いました。
 
 
 

 とりあえず,簡単な説明を。
 

<赤>
 2009 メルロー・シュナイダータイル(エスターハージー)
 2009 Merlot Schneiderteil Weingut Esterhazy
 生産地:オーストリア,ノイジードラーゼー=ヒューゲルラント
 生産者:エスターハージー家
 品 種:メルロー100%
 

 エスターハージー家は17世紀からワイン造りを行っている生産者。
 「ノイジードラーゼー=ヒューゲルラント」とはノイジードル湖の西に広がる生産地。
 収穫したブドウはプレスせずに大樽で醗酵。新樽バリックで16ヶ月熟成。
プルーンのアロマが心地よく,ビターチョコやタバコなどの複雑な風味。
 味わいは濃厚で,力強さを感じます。
 10~20年の熟成が期待できそうな傑出したメルローです。
 
 

 と,まあこんな感じです。
 
 

 私にとってオーストリア産の赤というのは,ツヴァイゲルトやブラウフレンキッシュなどの地葡萄が主たるブドウ品種で,国際品種のワインにはあまりピンとくるものがありませんでした。
 

 ところが,このエスターハージーのメルローには驚かされました。
 まるでサンテミリオンのグラン・クリュ・クラッセ(特別級)なのです。
 

 最近,サンテミリオン・グラン・クリュ・クラッセ(特別級)である2008年の『シャトー・ラ・ドミニク』を飲む機会がありましたが,ほとんど同じでした。
 

 それもそのはず,この2009年ヴィンテージより,あのメルローの名手ステファン・デュルノンクールが醸造コンサルタントに就任しているのです。
 
 

 ここで,ちょこっと生産者であるエスターハージー公爵家のお話を。
 17世紀からワインを造り始め,マリア・テレジアもエスターハージー家のワインをたいそうほめたたえたそうです。また大作曲家のハイドンも生涯の大半をエスターハージー家に仕えていたそうです。
 

 すご過ぎる!
 
 
 

 さて,気になるお値段ですが…。
 
 
 4,980円(税込)です。
 
 

 ではでは。

気になるワイン その352014年4月5日(土)

 

 
 

 ようやく,本当に美味しい「リオハの赤」に出会いました。

 
 

 

 とりあえず,簡単な説明を。
 

<赤>
 2007 レセルヴァ(コンティーノ)
 2007 Reserva Vinedos del Contino
 生産地:スペイン,ラ・リオハ州DOCaリオハ
 生産者:ヴィニェーデス・デル・コンティーノ
 品 種:テンプラニーリョ85%,グラシアーノ10%,マスエロ&ガルナチャ5%
 

 1973年にリオハ・アラベサ地区に設立。リオハで初めてボルドー
のシャトーと同様に自社畑のみから生産。
 アメリカ産(40%)とフランス産(60%)オークの小樽で24ヶ月熟成後,
瓶熟成12ヶ月。
 口当りはまろやか,味わいは濃厚,シルキーなフィニッシュ。
 傑出したリオハの赤です。
 
 

 と,まあこんな感じです。

 
 
 

 正直,今まで私の持っていたリオハの印象はあまり良いものではありませんでした。

 
 

 どうもワインの状態が良くないのです。
 

 ですので,どうも美味しく感じられませんでした。
 

 具体的には,
 ①現地のボデガ(ワイナリー)のセラーの保管が良くないのか。
 ②ボデガから輸出される港までの輸送状態が良くないのか。
 ③港の倉庫の保管が良くないのか。
 ④日本へ輸送する船内の保管が良くないのか。
 

 どちらにせよ,フランスワイン育ちの私には日本国内で美味しいリオハになかなか出会えないでいました。
 
 
 

 ところが,このコンティーノには本当に驚かされました。
 

 とにかくワインの状態が良いのです♪
 

 そして美味しいのです!!
 
 
 

 コンティーノというボデガは,リオハで初めて自社畑のみから果実を収穫し,醸造するという「画期的な」ことを成しえたのです。現在でも他のボデガでは,自社畑以外からのブドウの調達は当然のことなのです。
 

 ボルドーの影響を受けて近代的なワイン生産が始まった19世紀末からの歴史の上でも画期的なことなのです。
 
 
 

 みなさまも,ぜひ。

 
 

 気になるお値段は,…。
 

 5,500円(税別)です。

 
 

 ではでは。

気になるワイン その342014年3月15日(土)

 

 
 

 懐かしいカリフォルニアの赤ワインに出会いました。
 
 

 とりあえず,簡単な説明を。
 

<赤>
 2010 ヴィンヤード・セレクション・カベルネ・ソーヴィニョン(エバレー)
 2010 Vineyard Selection Cabernet Sauvignon EBERLE WINERY
 生産地:アメリカ,カリフォルニア州パソ・ロブレスAVA
 生産者:エバレー・ワイナリー
 品 種:カベルネ・ソーヴィニョン100%
 
 カリフォルニアワインの中心地ナパから南東に300km以上離れたセントラルコースト地区のパソ・ロブレスにおいて1970年代より活躍している生産者。まさにパソ・ロブレスのパイオニアのひとり。
 このカベルネは,いくつかの畑からのブレンドで18ヶ月の樽熟成。
 華やかなプラムのアロマ。口に含むと黒っぽいベリーの濃厚な味わいが口いっぱいに広がります。
 誰からも愛されるカリフォルニアの美味しいカベルネ・ソーヴィニョンです。
 
 

 と,まあこんな感じです。
 
 
 

 この赤ワインには,20年以上前の古き良き(?)時代のカリフォルニアワインの美点が詰まっています。
 
 

 かつて(20年前)のカリフォルニアワインは,「安いのに旨い」というのが当たり前でした。
 

 今では,「高いから美味しい」にすっかり変わってしまいました。
 
 

 もちろん,それは正当な品質の評価を得て,価格が上昇したということなのでしょうが,ちょっぴり淋しい気がしていました。

 
 

 そんな状況下,このエバレーのカベルネは果実の凝縮感がハンパなく,今飲んでも美味しいですが,むこう10年以上は楽しめる傑出したワインに仕上がっています。
 
 

 またエチケットのデザインが,古き良きカリフォルニアワインを思い出させてくれる朴訥な(もっさりした!?)ところもGOODです。

 
 
 

 みなさまも,ぜひ。

 
 

 気になるお値段は,…。

 
 

 3,500円(税別)です。

 
 

 ではでは。