気になるワイン その772020年3月8日(日)

 
Fleurie
 
 

 感動的なボージョレに出会いました。♫

 
 

 かの大御所ヒュー・ジョンソン師も「最上のボージョレのクリュ。いちごの香りと,絹のようにやわらかな肌理(きめ)が,快楽中枢をワクワクさせる。」おっしゃっておられます。

 
 

 とりあえず,簡単な説明を。
 

<赤>
 2015 フルーリー(ジャド)
 2015 Fleurie “Chateau des Jacques” Louis Jadot
 生産地:フランス,ブルゴーニュ地方ボージョレ地区フルーリーAOC
 生産者:ルイ・ジャド社(シャトー・デ・ジャック)
 品 種:ガメイ100%
 

 1996年ボージョレ地区の高名な生産者シャトー・デ・ジャックはジャド社の所有となりました。
 フルーリーはその名のごとく咲き誇る花のようなかぐわしいワインです。
 美しいアロマと豊かな果実味が素敵な1本です。
 

 と,まあこんな感じの赤です。
 
 

 ところで,フルーリーには私は少し思い出があります。
 私が駆け出しの頃,今から30年以上前の話です。その当時,赤ワインと言えばフランスのボルドーのことでした。試飲会などでボルドーを飲むと,とにかく渋くて苦くて何が美味しいのかさっぱりわかりませんでした。実はワインの勉強を始めて最初の2年間は赤ワインが飲めなかったのです。では何がきっかけで赤ワインが飲めるようになったのでしょうか? ピンッときた方も多いと思います。そうなんですね。ある試飲会でフルーリー(シャトー・デ・ジャックではありません)を飲んだのです。生まれて初めて赤ワインを美味しいと思いました。それ以来,不思議なことにどんなに渋い赤ワインでも美味しく飲めるようになりました。

 
 

 前フリが長くなりました。
 

 さっそく抜栓してみましょう。
 色は濃い赤紫。
 スミレ,カシスやストロベリージャムなどのかぐわしいアロマ。たまり醤油などの醗酵系の香りも。マイルドな口当たり,濃厚な果実味ときれいな酸とのバランスが抜群で,やさしい味わいにもかかわらずある種のインパクトを感じます。もちろん余韻も長いです。フルーリーの真髄を堪能できる1本です。
 
 

 最初にボージョレと聞いて,例の超大量生産のボージョレ・ヌーヴォーの印象を思い浮かべて,いやな予感をお持ちになった方も多いと思いますが,本当のボージョレは全く違います。このフルーリーのような上級ボージョレは,コート・ドールの村名ワインをも凌ぐものがまま存在することを実感していただけるのではないでしょうか。
 
 

 みなさまも、ぜひ。
 
 

 さて、気になるお値段は,…。
 
 

 3,700円(税別)です。
 
 

 ではでは。